2015年7月11日土曜日

7月例会

日 時: 2015年7月11日(土)14:30-17:20
会 場: 近畿大学東大阪キャンパス EキャンパスA館(文芸学部)308教室

【研究発表】

講 師: 大東和重(関西学院大学)
題 目: 台南文学 日本語文学の一つの経験
〔関連図書〕
大東和重『台南文学 日本統治期台湾・台南の日本人作家群像』
(関西学院大学出版会、2015年3月)

司 会:西成彦(立命館大学)



【読書会】

書 籍: 西成彦『バイリンガルな夢と憂鬱』
(人文書院、2014年12月)

 〔内容説明〕
 本書が扱うバイリンガルはエリートではない。植民地や移民、亡命の結果として、好むと好まざるとにかかわらずバイリンガルであり、あるいはそういった多言語が行き交う状況を、小説という一言語使用が原則の形式で描くという、ある種不可能な命題に挑んだ作家たちである。
 具体的には、アイヌ神謡集の知里幸恵、植民地台湾の複雑な言語状況を描いた佐藤春夫と呂赫若、「故郷」朝鮮からの引揚げ作家、金石範、李恢成ら在日作家、移民国家アメリカの日系人作家などである。とはいえ、ハーンやフォークナー、コンラッド、リービ英雄など欧米の文学の試みと比較しながら、いわゆる「在日文学」「外地文学」としてではなく、「ディアスポラ」によって特徴づけられる20世紀の世界文学として論じている。

発題者:ヨコタ村上孝之 (大阪大学)